初めまして、夏空に蝉時雨と申します。
https://t.co/m69imhwRyc (宣伝としてしばらく貼り付けてます)
照り付ける太陽が眩しくて、命が活気に満ちていて、そんな季節が大好きです。
現在多忙にて不在気味です。
お題は毎日確認しています。長きに渡るスランプ…
気になったお題の作品を気が向いた時に一気に読みます。書くのも読むのも好きなのでコメント欄で作品を紹介された際は喜んで読みに行きます。
最低でも1日1回はTwitterを覗いています。
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とんでもねぇ不味さのおやつ提供しようとしてた自分が許せないしどうして味がわからなかったのかも分からない(苦手な人に失礼はたらきまくったので多分これで完全に嫌われたわ)(こんなにクオリティ下げて提供すなクズめ)自分に対してここまで価値を感じないの生まれて初めてだわ。まだゴミの方が存在価値あんじゃね?は?あんなクソミスやって迷惑かけて何やってんだ?次しなければいいじゃねーわ、あってはならないミスだわ█なんかやっとこっちの世に戻ってこれた感がすごい上記のこれは、私が職場でミスをした後の帰り際のツイートであり下は上のツイートから大体3時間半後のものである。私はこの日、苦手…続きを読む
体格を気にしてずっと、例え炎天下だとしても長袖を着ていた。 俺のコンプレックスはこの体そのものだ。 長袖を着てると日焼けをしないから、昔のかつて学校では色白だと羨ましがられもしたが俺はそれすらも嫌で嫌で仕方がなかった。 袖をまくれば真っ白な肌。上着を脱ぐと途端に分かりやすくなってしまう体格。 肩を出す勇気も上着を脱ぐ勇気もずっと無かったんだ。「なぁ、お前……さすがに暑そうだ…」「はは………」 笑って誤魔化されてしまった。彼は今日も上着を脱ぐ予定は無いらしい。汗だくでスポーツドリンクをガブ飲みしている。「そうは言っても、お前だって暑そうだ。ずっと長袖なのはなにも俺…続きを読む
私の記憶には基本的に我が家にまつわる有象無象がついてまわるので、この話もその有象無象が全てである。 私の奥底、根底に存在する記憶とはつまり「お前は男として生まれてくるはずだったのにどうやら体が欠けてしまったんだなぁ」と言い放った祖父の言葉である。 コトの経緯も少しばかり記憶にある。 片田舎の古臭い風習と、元武家でありその家督である私は家庭においてかなりちやほやと祖父から扱われていた。私も、妹たちも3、4歳の頃にはそれを共通の認識とし、祖父に公園に連れて行って欲しいと頼むのは専ら私の役割であった。私が甘えれば祖父は喜んで私達を遊び場に連れていったのだ。孫の贔屓なんてあっ…続きを読む
イマドキとなってはセクシャルマイノリティに配慮した制服なんてものは当たり前になりつつあるけれどこれはそれより少し前の話である。つまり"彼"は私と同じセーラー服を着て学校に通っていた──そんな時代から始まる話だ。 彼にとってそれは黒歴史であるらしく、高校を卒業するよりも以前の話しは嫌がってしまうので私と彼は思い出話を思い切って振り返ることが出来ないのだが、まぁそれはいいのだ。幸せなら昨日を振り返るより今日に見つけて明日に積み上げたいもの。 兎も角、私と彼の出会いは高校生の頃だった。男女共学の一般的公立校だ。私もまぁ高校に入学したら恋のひとつでもしてみたい。彼氏のひとりでも作っ…続きを読む
LGBTという単語に私が初めて出会ったのは、高校を卒業した後、ネットの海の中でした。コミュニティとしてはまだまだ小さかったような記憶があります。それでも私は、自分だけではないと知って嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。あの頃は、LGBTと言えばセクシャルマイノリティと繋がるための暗号でした。4つのマイノリティの頭文字をとって並べたその文字列は、当時の私には新鮮でありました。錯綜する情報の海の中で、私はその文字列に救われていたのだと思います。そこで見つけた単語から私は自分とは何なのかを知ることが出来たのですから。(まだ完全に自分を知った訳では無いのですがね。ままなりません。向…続きを読む
︎︎ショーウィンドーの中で、白色のワンピースは風に吹かれることなく佇んでいる。このワンピースはきっと海が似合うだろう。 どこかに歩いていこうとしないのか。 風を切って裾をはためかせながら颯爽と歩くのがきっと一番美しいワンピースなのに、いつまで経ってもショーウィンドーの中で一人。 なんて「海に白いワンピースなんて、在り来りが過ぎるよな」 炎天下に白いワンピース、きっと目に痛い。深い青の海とのコントラストはさぞかし美しいだろうなとも思うけれど……やはり在り来りなのだ。今となっては書き古された定番の構図。白いワンピース、青い空、青い海、眩い光。 そしてそのワンピースをはためか…続きを読む
私はプロフィールにTwitterのアカウントを載せている。いわゆる本アカと言うやつだ。表の顔と言えるだろう。しかしまぁ専らRT専門のROMアカウントと化している。仲の良いフォロワーはほとんど絵描きなもんで字書きの私はそんなフォロワーたちの素敵な絵を日々見ては嬉々としていいねとリツイートをしてコメントをしたりしなかったり(コメントしなくてもいいねとリツイートにクソデカ感情を込めているのは言うまでもない)絵に対する語彙力が追い付かなかったり、いちいち反応する事を疎ましく思われていたら怖いなとか色々あってコメントしたりしなかったり。同じ理由で読んだ小説の大半にコメントが残せないのです…続きを読む
ドトドドドドドドドと、音を立てて街は日々揺れる。都会はより激しく、田舎は緩やかに、けれどどの街も日々揺れている。この揺れの震源はどこ?ああ、この揺れは何?これは目には見えない変化の振動だ。社会が音を立てて変わる音だ。震源は私の足元、声を上げた誰かの足元、ひとりぼっちで戦ってきた誰かの足元、街は揺れる。動揺と歓喜と拒絶に揺れる。テレビに映されるパレードを私は画面越しに見た。虹色の旗が揺れる。街が揺れている。色とりどり、瞼の奥に焼き付いた。私は生きていてもいいと全く顔も知らない誰かに背中を押された。私は変われるだろうか。今日も揺れる。心…続きを読む
その1、私は長子である。責任感が人一倍であったハズだ。少なくとも少し前までの私はそうであった。その2、私は、マァマァ家族に期待されていたと思う。今となっては過去形なのだが。その3、当時の私には逃げ場がなかった。そして味方がいないと思い込んだ。私はよく居る短大卒の新卒採用として、在り来りに就職した。よくあるものだ。世界中に有り触れている。つまり、この話はなんの代わり映えもないのだ。特別なことは何もない。私はただ、日々仕事をこなした。真面目に、出来ることはしっかりと、今出来ないことも出来るようになれればと、ただただ普通に真面目に働いた。私はたった一人だけ、会社…続きを読む
紫色のロングカーディガン、灰色だけど光沢があって銀にも見えるストール、黒色のスキニーパンツ、無色透明のリップ、綺麗に磨いてツヤツヤの爪。だけどそれだけ。服屋のマネキンに飾られている花柄のワンピースを遠巻きに見つめた。彼女が服屋の中で買い物をしている。それを待っていた。あの小花を散らしたようなデザイン、裾が広がるように作られているスカート。細かいプリーツが綺麗だ。そんなことを考えながら服を見る。オレは、男である。体の話だ。心は違うのだが体がそうなのだからどうしようも無い。あのマネキンが着ているワンピースは、オレには小さいし、そうじゃなくてもオレが着るのはおかしいのだ。ロ…続きを読む