アマサワルイです。
読んでくださる皆様に心から感謝を☆
○挿絵のご提供○
「愛と海のあるところ」 冬馬さん
「好奇心の国のアリス」 のあんさん
「オフレコ」 にどきんぐさん
「泣き虫なシンデレラ」 かなたつむぐさん
「山姥の味噌汁 ~雪姥編~」 howariさん
☆素敵な挿絵をありがとうございます☆
◯スタッフ様オススメ掲載◯
21.12.6「優しい絆創膏」
https://monogatary.com/story/307552
22.5.9「テキーラサンセット」連載中
https://monogatary.com/story/368710
「テキーラサンセット」プイグさんver.
https://monogatary.com/story/365950
🌻wish for peace🌻
AM1:11の貨物列車はあなたの故郷へ今日も走る私たちの心も少し乗せてもらおうかきっとあなたのお母さんもどこかでこの音を聞いているよ水面に広がる波紋のように車輪の音は風に乗って橋を渡って野原を駆けてシロツメクサを揺らすように胸の芯をきっと震わせるから満月のように黄色く染まったカナリアが唄う子守唄遠く愛しい記憶の中でミルクの香る幼いあなたの柔らかな髪をそっと撫でているよ今夜は私が胸を貸す番バタフライは苦手だけれどバタフライエフェクトを願って眠ろうきっとあなたのお母さんもあなたを想って月を見ているよ…続きを読む
「雅さん、こんばんは。今日は早いですね。」「こんばんは、マスター。今日はお客さまが少なくって。いつものお願いします♪」「かしこまりました。」グラスに注がれたグレナデンシロップとレモンジュースが織り成す淡いピンクに、一切れのレモンスライス。溶けかけたフローズンは少しだけ故郷の冬を思い出させる。私の心と身体にひんやり染み込む、アルコール18度の小さな夕焼け。「今日も美味しいです。」「ありがとうございます。」「ねぇマスター、さっきの人はよく来るの?」「さっきの人と言いますと……」「さっき私と同じカクテルを頼んでいた人がいたでしょ?」「あぁ、藤沢さんですか。あの方はいつも雅さ…続きを読む
このお話はサノさんの『山姥の味噌汁』のオマージュです。詳しくはコチラhttps://monogatary.com/episode/378278【関連物語】サノさん作「山姥の味噌汁」https://monogatary.com/story/375258「山姥の味噌汁Ⅱ」https://monogatary.com/story/375583howariさん作「山姥の味噌汁 〜あるホラー作家編〜」https://monogatary.com/story/378259nagareさん作「山姥の味噌汁 nagare編」https://monogatary.com…続きを読む
1本目が咲いた時見上げたあなたに一目惚れ3本目が開く頃夏の午後に愛の告白7本目が咲いた時密かな愛が深まって11本目が開く頃あなたはわたしの最愛になった99本目は永遠の愛ずっと一緒にいようと囁き108本目のmarry meわたしとあなたは夫婦になった偽りの富偽の金貨偽りの愛どんな力を以てしても心を引き裂くことはできないどんな力を以てしても希望を奪うことはできない闇の中でも決して消えない金色の陽射しが燃えている眩しいあなたに憧れた胸の最奥の情熱はどんな空の下だとしてもあなただけを見つめるから例え遠く離れても心を照らす一筋の愛…続きを読む
液晶に映った懐かしい名前に ほんの少しだけ心が波打った やり直そうだなんて絵空事に ほんの少しだけ心が波打った 早くに目覚めた遠い朝のこと まばゆい笑顔と差し込む朝日 素肌に感じたあなたの鼓動も忘れたわけではないのだけどくるくるかき混ぜては反芻し 涙で綺麗に流してしまったの 砂糖をかけたってもう遅いの 溶けたアイスは元に戻らない エスプレッソで溶けたバニラ 熱して甘やかに溶かしたのも 冷えた苦味を残し去ったのもあなただってこと忘れたの?液晶に映った懐かしい名前に ほんの少しだけ心が波打った ごめんなさいと返信してから ほんの少…続きを読む
「今日も綺麗だなぁ……」給湯室から見える隣のビルの窓辺に今日も彼女の姿があった。(確かキャンドルアーティストのアトリエがあるって聞いたな)こちらよりも少し高いフロアにあるからどんな作業をしているのか見えないけれど、きっと美しい彼女が作るキャンドルは美しいに決まっている。いつも清楚な白いブラウスに、柔らかなライトブラウンのロングヘアー。真剣に作業に取り組む横顔は少し悲しげでどこか儚い。例えるなら真っ白な百合の花。給湯室の窓から見える美しい彼女を時折眺めることが最近の俺の密かな癒しだ。「お先に失礼します!」「お疲れ様ー!」他の社員はみんな帰宅して、聞こえるのは俺がキー…続きを読む
「前から思ってたんだけどさ。」「なに?」「植野さんて可愛いよね。」「え?」「だから植野さんて」「そ、そんなの知らないもん!」ガタッと立ち上がって女子トイレに駆け込んだ。きっと私の顔は真っ赤だったと思う。小学五年生でそんなことを女子に言えるなんて、篠崎くんはみんなよりも少しだけ大人だったんだろうな。篠崎くんは小学四年生の春に転校してきた。いつも少しよれた服と少し曇った眼鏡。そのせいでよく男子にからかわれていた。今思えばいじめに近いものだったのかもしれないけれど、篠崎くんはいつも「やめろよ~」って白い歯を出して笑っていたから、みんなにはじゃれあっているようにしか見えなか…続きを読む
もう君は一人じゃないーー。児童養護施設で成長し、自殺未遂を繰り返す18歳の李理香(リリカ)の許に見知らぬ男性から届いた一通の手紙。自らも同じ境遇だと明かす手紙の主、基次郎(モトジロウ)が綴る素直な文面に、李理香も次第に心を開くようになる。しかし、二人には意外な運命が待っていた。往復書簡が織り成す純粋な「愛」の物語。(光文社文庫「愛をください」より抜粋)そう、これは恋ではなく、愛の物語。「李理香さんは、みんな人間は馬鹿だと思っていて、人間はみんな薄汚いと思っていて、人間はみんな人間をだますために生まれてきた、と思っていながら、あなたは一方で人間に愛されたい、と願ってやまない人なんだ。李…続きを読む
あめだまたべたい?🍬あ あめだま300回祝いたい い🍭🍭め 目一杯にコトバ紡いできた た🍬🍬だ だから美味しいそのしらべ べ🍭🍭ま またあらたな袋を開封した た🍬サノさんが楽しんで紡いできた300粒。ワクワクが詰まった素敵な一粒一粒。ここからまた新しい袋を開いて、まだ食べたことのない美味しいあめだまに出逢わせてください✨ゆきだまなげたい?⛄ゆ ゆき玉あめだまに変えたい い❄️❄️き 綺麗に丸めて空へと投げた た⛄⛄だ ダイヤみたいな飴玉見上げ げ❄️❄️ま まるで魔法。笑顔素敵だな な⛄老若男女を笑顔にする魔法のあめだま。小さな子供も、泣いてるあの子も、…続きを読む