波まかせ 寄せては返す やりとりは 泡と消えても それが初恋 (なかなか叶わないけど、きっと心には残る。)…続きを読む
今何話? どちらの話? オチはある? 入れ子構造 読者は迷子 (もちろん、作者も迷子です。)…続きを読む
上半期 締め切り迫り 寝汗かき職場仲間と お遊戯会す (仕事は楽しいのですが、何故だか着ぐるみの私は、くまさん役でした…。)…続きを読む
「ここの空気は、やっぱり美味しい」そう言って私は故郷の橋に降り立った。神無月(10月)が終わると、紅葉前線に負けないくらいの速さで舞い戻った。それは君に重大報告をするためだった。「やっと会えた……。遅刻だよ。もうっ」私は涙を含んだ瞳に気づかれないように、口元でわざとらしい笑顔をつくってみせる。「なんだよ。俺を急に呼び出して」君は俯いて言う。見るからに不機嫌そうだ。橋の下の川には、冷たい水が絶え間なく流れる。それはまるで私たちの未来を予感させるような温度。私は大きく息を吸い、決意して君に伝える。「あのね」「ああ」「私、もうちょっとでこの町からいなく…続きを読む
やって、もう! たいへんなのは わかるけど さんぽぐらいはいくぞ、かいぬし (本日、広範囲で梅雨入りが発表されましたね。貴重な晴れの日は人も犬も有効活用したいようです。)…続きを読む