イタい男との恋愛エピソード?
タンマリありまっせ(嘘ウソ笑)
いきてりゃそりゃイタいよね、あんなのやこんな
の。心身共にイタいやつ(爆)
イヤ…?でもちょっと待て。
タスけてー!て思いながらも喜んでたよね、私。
いたいのは、星埜だよって話、結局は。
のぉーーー!!それじゃダメじゃん!
ウンチク云々。うししのし(^^)
エンドレスループ、エンドレスサマー!
ループしちゃうってこと、イタいループ。
カの限り、私、イタいの掩護しちゃう(笑)
厶ッツリ、ガッツリ、アイムソーリ
♡
********* 元気かナ? 泣いてたあの子、元気にしてるかナ? 今は明るい場所に、いるのかナ? そうだといイ、そうだといいナ。 ********* ここに来たのは子どもの時以来だ。 だから忘れてしまった。 トンネルを抜けると、何があるのか。 私は入口でトンネルの闇を見つめる。「ねぇ、お母さん。本当にここ、怖くない?ちゃんと出られる?」「もう、森ちゃんは本当に怖がりなんだから」 尻込みして声が小さくなっている息子の森佑(しんすけ)が、ギュッと私の腰に腕を巻きつけてきた。 娘の陽菜(ひな)は、そんな弟に頬を膨らませて呆れている。「大…続きを読む
第一問:愛と勇気が友達で、空も飛べるよねだけど、濡れると力が出ないそれでも大丈夫、また焼いてもらえばいいから……さて、だぁれだ?第二問:黄色かったよねだけど青くなったよね今じゃ眼鏡猿の世話してる……さて、だぁれだ?第三問:高校生だったのよ余計なことに首突っ込むから、小さくなったのよそのおかげで、好きな子の家で居候中♡……さて、だぁれだ?……え?ちょっと簡単過ぎやしないかって?じゃあ最後に難問を。ジャラン!最終問題:ホチキス指にはさんでみました画鋲も足で踏んでみました針をさす練習台にして、と自ら志願しまし…続きを読む
日本でも有名な沼が、高校の近くにある。 そして私は、その沼の用水路でカヌーを漕いでいる。湖でもなく川でもなくて沼だから、全然底なんて見せてくれないし、パドルを縦に突き刺せば、そのヘドロのような泥にズボリとはまってしまう。漕ぎ終わった後に陸に上がると、足には茶色い水滴が滴っている。まるで人間ドリップコーヒー。着ていたラッシュガードだって、心なしか茶色に染まっているような気もする。 しかしながら、沼にはシャワーなんてあるはずはない。ここは海水浴場ではないのだ。だから私達カヌー部員は、プレハブ小屋よりも酷いかまぼこ型のテントの中で、ただただ汚れた水着を脱ぎ、そのままの体をタオルで拭き、ジャージ…続きを読む
ザザ・ザ・ザーン、ザザ・ザ…… ザッザッ、ザザッ、ザッザッ、ザザッ…… 寄せては返す波の音、と 自分が砂浜を駆けて足を踏み入れる音が重なり合う。 本当は、走るのなんか嫌いだ。 仕事がない日くらいは、外に出ずに家の中で、貝殻のようにしん……と閉じこもっていたかった。 どんなに波にさらわれようと、固く、硬く、堅く。 僕はそういう意味では、頑固である。 それにしても、砂上は走り辛い。跳ねようとする足の裏を、どうしたって沈みにかけてくる。いっそのこと、そのまま埋めてくれたって構わない。 僕はハァハァと息を切らしながら笑った。 その女性は、空に向かって飛び跳ねては、海面スレス…続きを読む
小学校の世界は、メダカの学校だった。 風が吹いたらそのまま流れて、皆が泳いだらそっちについていく。だけど荒れ狂う流れも恐ければ、爪を立てた熊にも怯え、未知なる海にも恐怖心を煽られる。 だから、あまり遠くには行かないで、水底で、岩陰で、ただ漂うのだ。それが当たり前で、楽だった。 でもきっと、君はその時から苦しかったのだろうね。 川底に放り込まれた熱帯魚。 その美しさはどうしたって隠しきれないのだから。 そう、私は君から目が離せなくなってしまったんだ。 川で生きるには、毒を吐きながらしか泳げない熱帯魚。 それが熱帯魚の生きる術。 それでも美しいのは君の宿命。 もしも美…続きを読む
シュシュ・シュン・シュン、シュタ・タ・タ・タタン……―――。 今日も夜空には沢山の流星群が駆け落ちる。 それは気がつくと数を増やしているように思えた。 小高い丘に植えられているラベンダーが、妖しくぼんやりと浮かび上がる。 持っている蝋燭の炎が揺らめき、影が震えた。 僕は、甘ったるい夜道を歩き続ける。 毎晩流星を見られるのが当たり前になったのは、数年前からだ。 科学者も予想していなかった、地球の近い星で起きた超新星爆発。 その超新星物資が、宇宙塵となり、ひっきりなしに地球に流星を降らせるようになった。 莫大な量の宇宙塵は大気中にまで及び、それは日本から四季を奪った。ここ北…続きを読む
あの頃のふたり それは、潮風に泳ぐ干物みたいね ただ光に身を焦がし、縮み、それをまるで勇敢と言わんばかりに、 人生の旨いところを余すことなく、 自身の血肉に蓄え貯え、ただ、多々、咥えているの それを自分達のために使えばそりゃ最高なのに、 いつだってそれは誰かのためにある幸せだとか、凪の海みたいな顔して夢見心地。 それはまるで夜伽噺。 互いに隣同士向き合っても、目の前には違う誰かがいるのよね。 ―――虚しいかって? ううん、その逆でね、満月に惹かれた潮のごとく静かにタプタプ満たされるんだから不思議なもんで。 例え違う場所を目指していても。 そう、例えば、私が海に還り、…続きを読む
「母さんには言われたくない」 娘の穂香(ほのか)にそう言われたのは、クラスメイトのいかにも好きなんだろうなと思われる男子に対して可愛くない態度しか取れなくて困ってる、と頭を抱える穂香に、私が「あんたは素直じゃないわね。そんなんじゃ、幸せになれないわよ?」と軽く嘲笑った時だった。 下町の風情が残っている町。地元にいることが居心地良く、交通の便も悪くないので、特別な事情がない限りは死ぬまでこの町に残っている人達も少なくない。それは悪く言えば閉鎖的であり、高校も自転車通学圏内を選び、大学や会社だって実家から通い、結婚相手すら地元の人を選ぶ、といった具合だった。そして私もまた、その選択肢を躊躇…続きを読む
飼っていたセキセイインコが卵を産んでいた。食べる卵以外の卵を見たことがない茉璃(まつり)の長男・恭介(きょうすけ)にとって、その小さな卵がピカピカと光る宝物のように思えたのであろう。恭介の瞳が、左右に揺れては踊っているように見える。 鳥かごの隅にコロリと転がったそれを、親鳥は当たり前のように抱卵する。飼っていたセキセイインコはその一羽だけなので、ゆえに卵は必然と無精卵なわけなのだが、親鳥も、そして勿論恭介にもそんなことは分かっていない。卵が孵ることを、ただ必死に祈っていた。 いつの間にか温めていた卵がなくなっていることに恭介が気がついたのは、親鳥がいつになく鳴いていたからだと思う。鳥かご…続きを読む
「やってもうた!」『何なに、どうしたのさ、昼間っから大きな声で』「いやね、物語投稿サイトのmonogataryでさ、新たなコラボコンテストが始まったんよ。その名も“東京カメラ部2022写真展コラボコンテスト”!」『あぁ、お題が写真のやつね!あの写真みんな素敵だったよねぇ、本当、想像力がゴリゴリ掻き立てられる!』「ゴリゴリってあんた……」『で?何をやらかしたんさ』「あぁ、うん。そのね、あんたも言う通り、素敵な、なんてーか、幻想的な写真ばかりでさ、だから頭に思い浮かぶ物語がジャンル・ファンタジーだったんよ」『確かに。アレだよね、“ある日、少女が空から降ってきた…”並の破…続きを読む