いらしてくださり有難うございます。
しばらく低浮上です。すいません。
☆挿絵を頂戴しました。凡さん、花笑さん、八千の巣さん、howariさん、由紀椋真さん。
☆アイコンは、現在由紀椋真さん作です。いつもは目玉の魔除け「ナザールボンジュウ」です♪
☆スタッフさんオススメに掲載していただきました。ありがとうございました。
2021.11.01「恋は混沌」
2021.09.27「夏の終わり」
2021.09.20「春になったら蓬を摘みに」
2021.09.06「夏と恋と機関銃」
2021.09.06「絶縁」
2021.05.03「姉が浮いた日」
このたびhowariさんが1000投稿の偉業をなしとげられました。まことにまことに、おめでとうございます🎉🎉🎉howariさんの作品からホラーのおもしろさにであった昨年、チーム企画でもご一緒させて頂きました。彼女の凄いところは、その企画力と皆をぐいぐい引っ張っていってくれるパワー!「どうしよう…」なんてなやんでる暇はありません。手を引かれて前進あるのみです!また超多作家でもいらっしゃいます。なのにどれも美しかったり切なかったりこわかったり…とクォリティが高い!これからも素晴らしい作品をかいてくださいね。howariさんはじめみなさんの作品を読んで、ホラー・ミステリ…続きを読む
「はぁーーーーーっ」 桜も散り敷いた公園のベンチで、ひとり大きなため息をつく。 もしも『ため息大会』があったら少なくとも地方の部を制し、全国決勝に出場がのぞめそうな肺活量で。 ひじき入り卵焼きに箸をぶっさし、口に放り込む。 わたしは桜木静子。 名は体を表すというが、皆さまご想像のごとくアラサーを過ぎた、独身会社員である。 もっとも数年前から『シワシワネーム』なる復古的命名センスがもてはやされており、肩身は狭くない。時折困るのは『独身』であることで、それも母に対してだけだ。 父などは『いつまでいても、いいんだぞ』と愛娘に小声で耳打ちしてくる。それもどうかと首を傾げ…続きを読む
家族が言うんです。「白ご飯🍚、最高!米しか勝たん」「マヨネーズ、最強!何でも10倍増し」「すーなーわーちーぃー」「無敵っ!!」とはいえ、かけて食べるのはやめてほしいのです。おかずもあるんですから…笑※他にも何にでもかけて食べております。…続きを読む
俺の目の前から消え去った本当のゴエモン。健気でいつも一生懸命だった笑顔の明るい恵美。今、どこにいるんだ?失踪したのは俺のせいなのか?…無事で、いるのか?混乱する心を抱えて部屋にこもり、俺はひらすら銃を撃ち続けた。荒んだ日々にいつしか、笑い方を忘れていった。そして今日。ただ無感情な毎日を送るだけだった俺に、笑い方を思い出させてくれる存在があらわれた。それがどんな種類の笑いだろうと。俺は笑った。数か月ぶりの心からの笑いだった。*さあ、反撃の狼煙は上がった。イブキからの電話を切り、チームメンバーが談笑している席をちらりと見る。とたんに「彼女」と視…続きを読む
春だ。 門を入るなり続く桜並木のもと、車を走らせる。 満開の春の女王。風が白い花びらを吹き流す。時の流れをよどませ、俺のこころをかきまぜて。 ウィンドウを開けると風が舞いこんできた。つい左側をみてしまう。助手席に君はいないのに、まだその癖が抜けない。君がいなくとも続く習慣に安堵する自分がいる。いつもそこで微笑んでいた君のことを忘れたくないから。 窓をさげ片肘をのせて、物憂げに時おり遠くを眺めていた。風になびく君の長い髪と、陽を映しきらめく瞳がまぶしくて、目を細めた日々。 最寄りのパーキングに駐車し窓を閉めた。助手席に置いてあった花束を持ち、車をロックする。 たどるのは、もは…続きを読む
愛していないわけじゃないんです。でも…ごめんなさい。ごめんなさい。一瞬、あなたのことを思いました。けれど、自分の気持ちが勝ってしまった。すべては欲望を抑えられないわたしのせいなんです。浮き立つ想いが体を動かすのです。春だから…裏切りに痛む胸を抱えて、けれど心を決め彼のもとへ歩む。よく通る声と人懐こい笑顔。うんと年下で溌剌として、夫よりもわたしの嗜好をよく知っている。だから微塵も疑っていない。わたしが彼の誘いにのることを。あなた、ごめんなさい。ためらいながらも、わたしは彼に手を伸べた…爪で傷つけないように注意して鞘をしごく芯のある弾力が指…続きを読む
尋常小学校から帰るなり、母のナミが前掛けで手をぬぐいながら来て告げた。「ナツエ、高野さんとこ行って来て」「ええ?」 肩掛けカバンを放り投げ遊びに出ようと思っていたナツエは、不満の声をあげた。そうか、今日は月に一度の例の日か。できれば行きたくない。「いやや。あにさんに頼んでちょうだい」「喜一はもう出ていってしもた」「ずるいわ」「行っといで。小遣いやるから」 母は箪笥の引き出しから小銭入れを取り出した。しぶるナツエの目の前に、一銭銅貨をちらつかせる。高野のオッサンのところに行けばおそらく嫌な思いをするとわかっていても、輝く銅貨の魅力にナツエは抗えなかった。「行ってきま…続きを読む
マウさんのオススメ掲載作を元に考えてみました(^^)/「離婚の儀式」https://monogatary.com/episode/286643「14人の大家族」https://monogatary.com/episode/299615――――――――――――――――――【おじいさんとの離婚を考えていた】 おばあさんが【長袖をまくって夫の良いところを考えながら】 川で洗濯をしていると【いつもの給料日のケーキの代わりに】 大きな桃がどんぶらこ、【月9ドラマばりの怪しい展開で 】 どんぶらこと流れてきました。【細…続きを読む
2011.3.11「その時」、私は神戸・元町にいた。 数年ぶりに阪神・元町駅に降り立ち、山手に向かって歩いていた。地面ではなく鞄の中の振動に気づき、携帯電話をとりだすと家族からだった。勤務時間中に珍しいなといぶかしみつつ電話に出る。開口一番「大丈夫?」とたずねられた。「え?なんのこと?」「揺れたやろ」「いいや。なんも感じんかったよ?」 いわくしばらく前に地震があったのだという。乗車中だったのか、徒歩で移動していたのか、いずれにしろ揺れには全く気付かなかった。私も、祖母も。 その日、入院中の祖母の兄を見舞うため、私たちは神戸へやってきた。集中治療室にいる大伯父となんとか対…続きを読む
あ ありがとうの気持ちつたえたい いめ めだまもようのアイコンを見た た?だ だめな時もよい時もコメならべ べま まるっとたのしく1年が経った たサノさん、飴玉トータル300投稿おめでとうございます!投稿を継続なさってすごいなぁと感動しています。私は昨年の3月から投稿を始め、山あり谷あり潜りありで続けています。どんな時でも飴玉があって、コメントを返してくれるサノさんがいてくださることに、とても安心感を覚えます。サノさん、もうここのスタッフさんにしてもらってください笑。そんな気持ちです。心よりおいわいもうしあげまーす!!…続きを読む