やぁ、ぼるだりんぐくんだよ、僕でボルダリングをしてご覧。最初は手汗まみれでもいいんだよ、何ならハチミツまみれでもいい。パンケーキ手掴み直後にボルダリングをやったっていいんだ。やっていると分かるだろう? 反省点が。どうしても届かない部分があるだろう?そういう時は道具を使ってボルダリングに挑めばいい。ボルダリングは素手だけじゃなくてもいいんだよ。パンケーキを引っ掛けて上に登ってもいいんだ。でもその場合は、鉄のパンケーキのほうがいいよ。蜂に追いかけられているテンションで登ってもいいんだよ。ハチミツ泥棒として登るボルダリングも楽しいものだよ。でも登る道具として、けん玉だけ…続きを読む
私は最近思うことがある。それは干支が心許ないということだ。というわけで私は干支の強化に踏み切った。「干支! ダブルスでいきます!」まず最初のネズミはウシとのダブルスにしましょう。そもそもネズミはウシの上に乗っていたり、元々ダブルスの素質があったので、これはすぐに馴染みますね。次のウシは誰とダブルスにしようかな、やっぱりウシですよね。ウシとウシのダブルスで一気に雰囲気を高原にしてしまいましょう。高原アイスクリーム観光地の年にしてしまいましょう。次はトラはどうしましょうか、まあウシですよね、やっぱり。トラとウシが合わさって鬼門という言葉ができているわけですから、やっ…続きを読む
みんな、一日一善という言葉知ってる?一日一回良いことをするという意味だよ。でも僕は一日百善しているんだ。そう、くさくないオナラを一日百発しているんだ。やっぱりオナラの音を聞いたら笑っちゃうでしょ?だからくさくないオナラをすることは良いことなんだ。でもくさいオナラは良くないよね。おやつがおいしくなくなっちゃう。牛乳もちょっと黄色くなっちゃう。くさいオナラは黄色、くさくないオナラは透明、クラゲと一緒だよね。くさくないオナラは優雅に空気を泳ぐし、くさいオナラは人を鼻をツンと刺してくる、クラゲと一緒だよね。オナラはクラゲ、オナラを是非水族館で鑑賞できるようにしてほし…続きを読む
毎日、ジョリジョリ、大好き、ジョリジョリ ヒゲを剃ることが大好き、ノリノリ楽しい楽しい、言うなればJOYのみ ヒゲはやっぱりこれだね、濃いのみどんどん歳とり、ヒゲがのびのび 歳をとるほど、ヒゲがモリモリ人生の全てがヒゲに盛り込み ヒゲごと世界愛す、全て背負い込みヒゲという名の電車に飛び乗り どんどん進んで、悪は追い込み正義のジョリジョリ、悪はお仕置き 悪は髭剃りの中に綴じ込み疲れたらお酒をちょい呑み 時折、恋追い、その度、こりごり落ち込み、泣いちゃう、おいおい 時折、つらすぎて記憶がトビトビでも! でも! でも!毎日、ジョリジョリ、大好き、ジョリジョリ ヒゲを剃ることが大…続きを読む
私はボスのことを、言うなれば心酔している。 ボスの意見は私にとって絶対であり、ボス以外の言葉なんてありえない。 今日も私はボスにコーヒーを、いや最高の一杯を淹れる。 苦みの中にも酸味のある、まるでボスのような一杯。 冷酷な中にも遊び心のある、そのような味。 ボスがこの最高の一杯を召し上がり、安らいで頂ければ、天にも昇るような心地だ。 そんなある日、ボスから突然こんなことを言われた。「雫よ、オマエはもうこの組織を辞めろ」 急なことで目を丸くして、その場にコーヒーカップを落としてしまった私。 コーヒーカップと私の心臓は割れてしまった。 どうしてですか、何でですか、何が悪かった…続きを読む
ついに私は、干支の監督になった。今まで不動のスターティング12だったけども、私は抜本的な改革を打ち出した。「干支ナンバー1、牛!」そう、万年トップバッターだったネズミから、一番の席を牛にしたのだ。しかし私の改革は止まらない。「干支ナンバー2、牛!」牛の二連続という采配を行なった。これで新年に置き物を買い替えなくて良い。経済的な優しさだ。さて、次は。「干支ナンバー3、大きめの牛!」ここで大きめの牛を投入。去年の置き物から比べて、全部一回り大きめだ。人間たちに『牛が増した』と思わせたいから。私の改革は止まらない。「干支ナンバー4、大きめの牛2頭!」…続きを読む
2人「はいどうも、よろしくお願いします」さむ「ヌンチャク使いのさむです」らい「剣使いのらいです」2人「さむとらいは山登りが苦手です」さむ「平地が最高ですよね」らい「平な場所をお尻歩きでクイクイ行きたいですよね」さむ「そうそう、らいはお尻歩きでグイグイと富士山登頂を目指して」らい「いや山登りさせようとしないでください!」さむ「僕のお尻は鉄なんだという気持ちで」らい「そんなことないですよ! むしろ柔らかいほうが弾力があって良さそうですし!」さむ「まあ確かに柔らかいモノってクッション性に優れていますからね」らい「僕は結構柔らかいモノが好きなんですよ、まあ剣で斬りやすいからなんで…続きを読む
容姿端麗、勉強は常に学年トップ、スポーツ万能、誰からも愛されるキャラクター。 何の非の打ち所も無い。 それだけに見ていて悔しくなる。 何でアイツは全てを持っていて私には何にも無いんだ。「アカン! アカン! 落ちてる小銭見つけるの私のほうが得意以外、勝っとるとこないやん! 私!」 私のデカい嫉妬声(ソネミ・ヴォイス)を、周りの友達が止める。 その中の一人、市絵がこう言う。「つーか、それ恋だし。気になり過ぎて恋してるし」 私は市絵のほうをキッと睨みながら、「全然ちゃうわ! あういう輩は裏でヤバイことをやってるんや!」「いや由香は表でヤバイこと言ってるし」「全然ヤバないわ! …続きを読む
最初は生きるためだった。 いつしか力を誇示するためになり、それが日常になり、当たり前になった。 僕はありとあらゆる悪事を働いた。 窃盗から始まり、空き巣に暴力、それが重なれば強盗だ。 密輸は儲かったし、機密情報を売れば大きな組織になれた。 でも僕は君に言われて目が覚めた。 どんな悪事よりも君のことが好きだ。 君のためならなんだってしない。 何もしなくていい。…続きを読む
(今後、投稿するコンテストによっては文章を非公開にし、また、各章はもう更新しません。 最新ページに8万字バージョンを掲載している時がありますので、そちらをご確認ください)…続きを読む