14歳のときに解離性障害を発症。
10代の頃はほとんど閉鎖病棟で過ごし、入退院を十数回繰り返す。
(角川年鑑)においてBEST20人中第3位に選ばれる。
思考の整理学エッセイ賞優秀賞受賞。『下読み小説』『星の鈴』おすすめ掲載。
ラグーナ出版『シナプスの笑い』に『夕暮れ散歩』連載中。
現在、人格は統合され、複雑性PTSDとなっておりますが、仕事のほうにも挑戦しております。
かつての私のように生きたいけど、毎日生きるのが大変な方はたくさんいらっしゃると思います。こんな時代だからこそ、誰もが心に傷を受けると思います。
私も10代のときに何度もへこみそうになり、物語で励まされました。
多くの生きづらさを抱えている方に寄り添えるような作品を投稿したいです。
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It was hot all day.Yuma Unno walked on the main street of this deserted marginal village and then hurried to school.The name of the junior high school that Yuma attends is Udo Misakichu, and it was the only junior high school in these small seaside villages.It seems that there were two junior…続きを読む
ひがみクンは100均のクオリティにひがみ、嫉妬する。 ひがみクンのお母さんがダ〇ソーでピアスを買った。「こんな田んぼと牛小屋しかない田舎で誰が見るんだよ!」 ひがみクンはひがみ、嫉妬した。…続きを読む
色無き風が吹き荒れ この身体が水の中に消えていく 僕の風 風の叫び 紅葉の木陰にいる独りの少女が叫んでいる 誰も聞かず知らんふり水が流れ去りこの身体が土のなかに染み渡っていく 僕の叫び 鳥の涙 闇の少女を救おうと手と手の交差が漆黒の君の瞳に君を預ける来たれ、来たれ、来たれ僕の時の風 道化師が笑っていて回り道 ここはどこか 叫んで、叫んで紅葉の葉脈が流れていて …続きを読む
最初に入学した中高一貫校で解離性障害と複雑性PTSDを理由に、やめさせられた私が、転校した高校での本当にあった話。転校した底辺高校は、不登校やちょっと問題のある子供を受け入れる高校だった。転校したから分かったが、地域では底辺高校でもかなり有名だったらしい。そこで、出会った男子が、正月の書道の書初めに何と、『童〇(ここはあえて避けました。おわかりいただけただろうか)卒業』と書いて、その習字がしばらくの間、教室に飾られていた。その教室に不似合いな書初めが貼られた、3か月後、あの東日本大震災は起きた。あんなにふざけていたあのこは、この日を境に変わった。学校一同で募金活動にあ…続きを読む
その鏡の底には無色透明の僕らという存在は映っていない。 絶え間ない時の流れのように僕らは鏡に映りがたいがために贋作に耽り、蜃気楼の玩具を作り、致し方のない歓楽を味わう。 これが正しいことなのか、一切誰にも教えてもらえないのだ。 灰色の鏡は僕らを呼んでいるかのようだった。 鏡は濁った砂色にも思えて、その奥底はきっと万年時計の針の先のようなんだと思う。 僕と君、という肉塊がたがいに抱き合えば、仮初めとしての、僕らは互いの性を交換できるのにこの期に及んで僕は何もできない。 言葉の切れ端もチグハグになった僕は元来の性が何であったのか、全く見当もつかなくなる。 それはなぜだろうね。…続きを読む