熱血系サラダ
ヒトというイキモノが好きです。
強くも脆く。正しさの中に悪を飼い。大好きなのに大嫌い。わかってるのにやめられない。綺麗なものは汚したくなる。欠けの美しさ。
公式や方程式で解けない人間。
それを表現する『物語』も好きです。
全人類を幸せにはできませんが、関わる人には幸せになって欲しいと考えています。
このmonogatary.comの場においては、私の物語で、皆様に幸せを感じてもらえるように頑張ります。
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⭐︎20210707画像変更しました。
ガーガーピーピー古い、壊れかけのラジオから、雑音に混じって声が聞こえるあなたの声だ声の主は名乗らないこの放送を聴いてる者でもあなたの声とわかるのは私くらいだろう途切れ途切れの声は、その一文一句を拾えず、もはや言葉ですらなかった。私は、その音を、繋ぎ合わせ、文字に繋ぎ、言葉にしていく。そして、あの日の記憶も繋いでいく。記憶のあなたに語りかける。「ねぇあなた、私に聞いたよね?私の好きなお酒の話。確か、あの作戦のミーティングのあとだった。みんな口には出さなかったけど、絶望的な顔して、青ざめ震えてた。あなたは、そんな私たちにひとりづつ寄り添って…続きを読む
信号の赤の点滅が、紅の色を暗闇に浮かび上がらせる。鏡にうつる自分の顔は、私の知ってる私じゃなかった。ルージュが呟く。「もう嘘はつかなくていいんだよ」『『夜の後には必ず朝が来る』』耳馴染みがいいフレーズ。心地よいフレーズ。あの日に聞いたあなたの言葉は、あなたがくれた優しい言葉。あの日に聞いたあなたの言葉は、あなたがくれた最後の言葉。あなたがくれた、優しい嘘。今は、当たり前すぎて、納得いかない。今は、最後だなんて、納得いかない。だから、嘘だって言って欲しい。あの優しい言葉を呪いにしないで。…続きを読む
小さい時は、世界一安心できる場所。寝て、おんぶされて、実は起きてたけど、寝たふりしてたんだ。でも、暖かかったよ。遊園地に行く約束の日に仕事私、拗ねてたね。夜に何度もお馬さん。疲れてたのに、ありがとう。シャツアイロンかけよっか?すんごく喜んでくれたよね。ゴメン、カレのシャツの練習だったんだ。でも、カレより大きな背中。これあげる。父の日にあげたポロシャツ。包装紙がなかった理由。5月の誕生日の前にカレとわかれちゃってさ。私が20歳になったら、一緒にお酒飲みたいって言ってくれてたね。その日は空けとくよ。わかってる。約束守れないのは仕方…続きを読む
「もっと英語勉強しとけば良かった」はじめての海外旅行でそう思った。別に勉強をしてこなかったわけではない。どちらかと言うとテストでは得意なほうの科目だ。でも、そこが問題。文字に書いてあるとなんとかなるけど、耳と口がダメだ。どんなに頑張っても関西弁になってまうやないかい。なんやそれ。オシャレな街を歩く人はみな大人に見えた。すらっと伸びた長い手足。ピンとした背筋。腰まであるキレイなブロンド。もしくは女性でもキレイに刈り上げた人もいた。いつもテレビでは見てた光景。でも、この地に立つとまた違った光景。私が背が小さいのもあるかもしれない。街では子供でしかなかった。…続きを読む
boyleftandnobodykeepeternaltrue LOVE…続きを読む
「なんだろう」部屋をグリーンに薄く照らすデジタル時計の光は27時を回っていた。その秒針表示がカウントを重ねても、重ねるたび、「なんだろう」の疑問の数も重なっていく。「あの人はなんだろう」あの人、同期入社の藤井くん。私たち同期入社の4人組は仲がいいほうだと思う。私と薫の女子2人、藤井くんと松原くんの男子2人。普段は同性同士でつるむことも多いけど、この4人でワンセット。そういう繋がりだ。入社してすぐの研修。わからない事が多すぎて、仕事終わりに毎日のように松原くんのアパートに集まった。松原くんの部屋ではいつもあのアーティストの歌が流れていた。薫もそのアーティストのファンだ…続きを読む
あのひとと幸せになるのね。なんとなくわかってたんです。ただ、私からは聞く勇気がなかったの。だって、壊れるのが怖かったから。けっこんするってことはっきりあなたから聞けてよかった。ゆうべからずっと考えてました。るす電のコメントの件です。さっきのあなたからの言葉、受け止めます。ながいお付き合いが終わるのは残念ですが、いろいろあったけど、幸せでした。かわいいと言ってくれた私のままでいたいからくやしい気持ちはもう忘れますね。ご結婚おめでとう。しあわせを祈ってます。ともだちのひとりとして、けっこんをお祝いします。…続きを読む