♪にわかの旅いつの日か 車は空を飛ぶそんなことを 四角い箱が語るてことは 雲を食べたいあの馬はいつかはペガサスになれるのかみたいなことを考えて 今を生きてるアンネはきっと想像の中で真っ暗な飴に味を付けていただって 微塵も耐えられないあの日のあの子が今の私たちね古くから人は同じまんま分からないって本当 最高で惨めな子孫も先祖が守るぜあっと驚く まん丸い目それみたことか まだ見たことないてことで 君は今から長生きの刑!教科書は平気で嘘をつく言葉の針ばかり受け付ける気持ち悪いほど走る情報もゴミ箱に捨てれば楽になる瞬間 別の毒が疼いて たちまち金縛りの…続きを読む
♪暖簾太陽が要らなくなった夜もう明るくならなくていいんだ本音がコトリ 涙がポトリアルコールがいい仕事してる話聞いてよ 心借りるよ少しでも助けになれるならいつもの時間 のろまな足スーツ姿のダサい俺がいる繕って 怒鳴ったってなんにも変わりゃしないな本当の俺はここにいないしお前に何がわかる赤色になれば聞こえるあなたはそんな悪い人じゃない責めないで 吐き出すって本当に優しいことだ いいよ ここではいいよ折れたネクタイがかっこ良く見えているここまで来るのにどれだけかかったもういっそ そう何度 噛み締めたろう唇が居場所をなくしてる 少しは休もうよ考えて…続きを読む
無理やり忘れようとしていたことを彼女の一言で思い出してしまった。年の離れた兄のことだ。とにかく顔がそっくりで双子と思われることもあるくらいだった。大人しく控えめだった兄に比べ活発だった俺は人と絡むのも苦ではなかったがある時を境に俺は引きこもりがちになった。兄が人を殺したからだ。家族も友人も「大人しいあの子がどうして」と言っていたけれど、活発な奴は人を殺すのか。長い間、心の整理が出来なかった。ずっと兄を許せなかったのだ。多くいた友人も”人殺しの家族”である俺から距離を置くようになった。俺は何もしていないのになんで。そこから、俺は引きこもる…続きを読む
あの日、私は味を亡くした。ずっと 当たり前のようにこびりついていたそれは 長くは続かないことを知った。形だけのチョコレートを食べてるみたいだな。そんなことを思いながら、私はペンを持った。売れない小説家として生きる私にとって誰の目にも止まらない文字はただ心を落ち着かせるためだけにしたためるいわば、安定剤のようなものだ。もう 戻らないものたちに出会うには書くしかない。昔、読んだ漫画にそんなことが書いてあった気がする。{リオと出会ったのは小学2年生の頃。転校生だった私に初めて声をかけてくれたのが君だった。優しくて 面白くて 繊細で 八方美人だった君はよく好かれていた。当時…続きを読む
♪綺麗な味かつて 戦友だった人何年間 君は育てるの?僕を産んだ日 後悔しても悪いけど 成長は遅いし人の言葉で全部諦める相も変わらず くたびれた思考あの木漏れ日は君にあげたくないな黒く淀んだいつもの命日を綺麗な味と僕は呼んでるもっと慎重に考えろ!その産声は人体実験もっと繊細に悩んどき!可愛いだけじゃ命はだめなんでしょ何この手 何この足神頼みしなくちゃ生きられない!何その目 何その顔産んだのはどっち どっちなんだいつか 大人扱いされなきゃなこの何も出来ないご身分で追われている 許されないどこまでも この世はサバイバル悪いけど 楽しくはない手放…続きを読む
♪寿命制服を着た目付きの悪い若者大人の癖に何も知らんよな少し 時を重ねただけのこと仕返しのような顔つきの大人子供だから何も知らんよな少し 時を重ねただけのこといつも世間は別々の狭さをもつそんな軽い言葉で学べるかな私は自信も余裕もないあなたの凄さをどう目立たせよう?なんで怒るか あの日のように威圧だらけで何の進歩もない焦らせるだけの世界休んでたら損をする恵まれれば愛される何をすれば許される時が経てば忘れてく都合よく扱われてゆく何もできないまま 声重なるあなたと同じことを僕は思う頭の奥底で分かることは大抵 外側に出ないのだ下手だから 生きるし…続きを読む
♪うらしまさんヒーローなんて大袈裟はいらないショーやご馳走だって興味はない長い旅路 少しくらいはさいいことがしたいなって現実はいつも不真面目でさ本当はそんな綺麗でもない騙し騙し 探った言葉はきっといずれ 髪の色を白く染めるあと もうちょっと 遅れていたらあの日の風景はどうだったアルバム めくる しわくちゃな手きっと 誰もが うらしまさん優しいねって言葉が嫌いで何もしてこなかった私だけどおじいちゃんのあの日の話ちゃんと 記憶に残っているなぜか 今でも覚えているヒーローなんて大袈裟はいらないショーやご馳走だって興味はない長い旅路 少しくらいはさい…続きを読む
♪現状終わりを意識し始めた歳あれから少しは変わったかい見ようともしない背中の目 透明 極めた 弱い耳 ドクドク ドクドク 続く音ザワザワ ザワザワ 踊る日々逃げ場の屋上 狭いから私はそれなり悪い子へちょっと近づいた 犯罪コースきっと許されぬ 早退銃早く 早く トドメを知ってよ!素通り リタイアし続けた夢好きとできるが噛み合わなくて転んでばかり 安定のお別れ楽しいってなんだっけ って思うの人と比べたってダメだにしても どれだけ溢れてるんだろう才能ばっか目立って嫌になるそうだよ あなたの言葉は正しい正しいけど 静かに 静かに していてほしいよ!…続きを読む
♪オナジデナイト”そういう曲しか聞けないの”少しジメッとした梅雨の日のような快晴ソングス 耳に残る悪い 赤い事件が 起きること予知する警報 甘いかもな匂いに無視してみよっか結局、当選簿 弾いてゆくこの音は私に不要だから囁いて さりげなく増やしている好きな歌は いつでもノンフィクション伝記みたいに 寄り添うメロディタイプじゃないのよ 明るい子右から左へすり抜けてんだ幽霊みたいに輝かないですり減る 嫌い嫌いそこかしこに潜むルール違反制服は溶けるほどに着たしもういいはずなんだ 学ぶのはもっとスリルに共感せい!”こういう絵しか書けないの”黒を足し…続きを読む
子供の頃、ずっと 隣に誰かがいた。こういう地下鉄に乗る時は ずっと。1人でも乗れるって そんなことあの時は思ってもなかった。大手町、九段下、飯田橋。1人で目的地まで行ける人になったことちょっと当たり前だと思われがち。小さな子供の手には大きな大人の手がしっかりと繋がれていたっけ。いつの間にか 黄色い帽子からとおざかっていて。そういうの全部、本当は誇っていい。誇っていいはずなんだ。景色は移ろい目的地まで。成長の音と日々の風景。”電車は発車します”いつものようでちょっとだけ違う私たちを乗せて 遠く遠く。…続きを読む