2020年8月16日
YOASOBIの「たぶん」をFMで聴いて、ググってmonogataryにたどりつきました。
皆さんの物語にハッとさせられる。文章も上手で凄いなあ。
同じお題でも、こんなに違った物語が生まれるんだ。
僕も、何か書いてみようと、トライしてみました。
そうすると、自分が何を一番大切にしてるか、したいかがわかってきました。
ここは本当に素敵な遊び場だなぁ。
僕はせめて自分らしく書けるものを、時々書いていこうと思います。
2023年10月24日「ヤマトー!アオイちゃん、もうすぐやろ、ガンバりやぁ〜!!」商店街を歩いていると、次から次へと声がかかる。妻、アオイの出産予定日は明後日だ。もう、いつ陣痛が来てもおかしくない。アオイは自宅出産すると決めて、散髪にくるお客さんみんなに宣言してしまった。昨日は、「おしるしきたでぇ、もうすぐや、楽しみやなぁ」って、まったく。初めての出産だというのに、まるで不安がないみたいだ。僕の方が緊張してしまって、落ち着かない。でも、そんな僕より、さらにテンパっている人がここにいる。「ヤマトくん。あー心配だよ〜アオイ、大丈夫かなぁ。もう、ダメ…続きを読む
ない、ないか、ないですか。ないよ。彼とはもう長いから何年か先に、結婚しようとお互い考えてるし。そうなんですね。話していただいて、ありがとうございます。でも、可能性は『ない』として。それでも、先輩のこと好きでいていいですかそれは日野くんの心の中のことだから、私には答えようがないよそうですよね。困りますよね。困るというのとは違うかな。そんな風に気持ちを伝えてもらって、とても嬉しい。それは間違いない。この会社きて、もうすぐ1年だよね。一緒に仕事してきて、日野くんという人を私なりに見てきたからね。ただ、その気持ちには応えられないというだけ。私は日野くんと…続きを読む
9月12日monogataryに出会って、もうすぐ1か月か。たった1か月でも、「お題」に翻弄され続けたからなぁ。諸先輩方は、これを何年か続けてる、凄すぎ。最初の1週間、毎日のお題に、ただ必死に喰らいついた。モノコン?何も分からず、見当違いの話を書いてしまった。再開し、お題は1週間サイクルになった。あぁ、楽になった、良かった。次のお題なんだろうなぁ。※ ※ ※9月12日12時来週のお題、考えてみた。vol.2!!なんだよ、これ。9月12日21時お題がないと苦しい。あぁ、そうだ。お題がある方が、楽なのだ。お題があるから、始められる。お題があ…続きを読む
「キャアーーッツ」休日の穏やかな朝の空気を、妻の叫び声が斬り裂いた。「どうした!?」あわてて書斎を出た。「あなた、あなた、助けてお願い。早く来てェー!」どうしたんだ。リビングのドアを開けた。妻が恐怖に慄いた表情をして、指をさしている。その先に、息子が立っている。ニヤぁ〜〜ッと。手に何か持っている。髪の毛?「サオリ、どうした。何があったんだ」「トワが、握ってるのぉゴ、、、ゴキブリっゴキキャップで弱ってるけどまだ生きてる生きてるのよ」それを聞いて、僕の背中にも寒気が走った。手の中に、ゴキが。あの触覚か…続きを読む
2018年5月お客さん、初めてやんね。シャンプー・カット?パーマもかけはる?あ、パーマはいらないです。シャンプーとカットでお願いします。お客さん、東京の人なん?神奈川なんです。そやんな、うちら、東京弁やと、みんな東京て言うてまうから、関東のことみんな東京て。神奈川のどこらへん?横浜です。そしたら神戸と一緒やね。港町でちょっと異国の雰囲気あって。※ ※ ※お客さん凄いわ。つむじ、3つ、いや小さいんも入れたら4つあるわ。こんな頭みたことない。ほんま凄い。言われたことない?いえ、初めてです。これまで散髪しても、そんな風に言われた…続きを読む
あ〜、もう、タナセン許せねぇ。なんでオレたち、こんな坂登ってんだ。夏休みの最終日。明日はいきなり試験なのによ。何、言ってるケン。お前が勉強なんて、見たことないぞ。ミツル、大丈夫か、辛そうだな。もう少しだろう、頑張れ。これ飲めよ。確かに、いつも美術室で画ばっかり描いてるミツルにはこの坂はキツそうだ。学級長のショウタがミツルを気遣っている。街外れのバスの終点で降りて、徒歩15分のはずだった。だけど、すでに急勾配を20分は登っている。汗が噴き出して、Tシャツが身体にまとわりついてる。僕らは、担任の田中先生の命令で、丘の上にある病院を目指していた。そこに入院しているクラ…続きを読む
https://youtu.be/_caKcV1WQJoの続きケンジ:さあ、もう後には戻れない、始めようか。せっかくの同窓会だからな、まずは、ゆっくり昔話でもしようぜ。俺たちが最初に会ったのは、大学の新歓の時だよな。ミホ:そうそう、新人がそれぞれ自己紹介していって、ケンジ、リョウ、そしてサトシ。同期がみんなイケメンじゃんって、私、テンション上がったわ。ケンジ:俺も全くいっしょ。ミホに、アキラに、シオリ!すっげーかわいい同期ばっかじゃんて、テーブルの下でガッツポーズしまくってた。でもさ、入学した頃のサトシは暗かったよな。ちっとも笑わねーし。テニス経験者なのかと思…続きを読む
ある日、ドアをあけるとリビングに真っ白な雪が積もっていた君はその雪の真ん中にちょこんと座っていて僕と眼が合うと、ニヤぁっと笑った雪じゃなかった君の前には、ティッシュペーパーのボックスが3つすでに空になって、お腹をみせて転がっていた君は、4箱目の犠牲者のお腹に、小さな手を突っ込んで興奮していたひっぱっても、ひっぱっても、次から次に出てくる!君が、あんまりにも、瞳をきらきらさせて嬉しそうだったから僕はもう今更だと思って、その犠牲者を見殺しにした※ ※ ※ある日、ドアをあけると小さな黒い毛虫が、たくさんリビングを這っていた色とりどり…続きを読む
我々は、本日をもって、この同盟を解散する。それは、リーダー、ヒロの突然の解散宣言だった。い、いきなり何を言い出すんですか。どういうことです!説明してください。そうだ!もう、同盟を組む必要がなくなった。そういうことだ。それは、つまり。ああ、チユキが10月に結婚する。チユキに惚れた者同士、抜け駆けはしない正々堂々と、勝負するそのための同盟は、もう必要ないだろ。って、ことは誰です、誰なんです。そんな話、全くなかったじゃないっすか。この中のメンバーじゃない。誰も知らない相手だ。そんな・・・・ ・ ・オレ、俺、嫌っすよ。チユ…続きを読む
どうしたんですか。リョウタさんなんか、いつもと違いますね。せっかくのお料理も残してたし、今日は、なんか変ですよ。どこか具合が悪かったりしますか?大丈夫ですか。あ、あのナオさん僕は、これからずっと、ずっと、あなたと一緒に居たいと思っています。もしもこの世界で、あなたが、何か大切なものを掴まえたいとそう願うときがあれば、その時は、僕が必ず助けになります。もしも、この世界で、あなたが歩む道が、危険な時にはあなたが、決してその道から、滑り落ちたりしないように、僕が支え続けます。それでも、もし滑り落ちてしまって心も身体も砕け散りそうな…続きを読む